これまで子どもたちに英語を教えてきて、「あれ?」と思うことが何度かありました。


例えば、小学校で子供を教えると「フォニックス習っているから読めるよ」

とよく聞きました。


読んでもらうと


習ったことのある文章なら、とても上手に読めるんです。


でも、初めて見る単語や文章になると、意外と読めない。


「知っているものは読めるけれど、初めて見るものはどうかな?」


ここで、私は「あ、これはフォニックスを使って読んでいるんじゃなくて、覚えているんだ」と気づきます。


聞いたものを覚えて、そのまま言っている。


いわば「耳コピー」。


そして、単語も丸暗記。


だから、初めて見る単語になると、読めない。


これって、「フォニックス」をやっているというより、「音を習ったが活躍できない」

ピアノの音符は読めるけど、曲を弾けないと同じことだ。




海外発のフォニックス教材


一つは、日本の英語教室の環境です。


海外で作られたフォニックスの教材って、基本的に毎日やることを前提に作られているものが多いんですよね。


昨日まで習った音を今日も復習する。

そこに新しい音を一つ足す。

そしてまた次の日に復習する。

こうやって毎日少しずつ積み上げていく。


また、これらの教材は英語を母国語として使っている子のために作られているので、彼らが普通に英語を喋れて日本の高校生よりもたくさんの英単語を知っているわけです。それを読めば、すぐに意味がわかるのです。


日本の英語教室って、週1回のレッスンが多いです。

私の教室もそうです。

月曜日にやったことを、次にやるのは来週。


その間、英語を使う環境が毎日あるわけではありません。

だから、海外で毎日使うことを前提に作られたものを、そのまま週1回のレッスンに持ってきても、なかなか同じようにはいかない。


これは教材が悪いという話ではなくて、そもそもの環境が違うんです。




日本発のフォニックス教材


日本のフォニックス教材をいろいろ見ていて、私が感じたのは:

26音の音を丁寧にやるとしても


2文字で1つの音になるダイグラフになると、急に指導が曖昧になる。


でも、実際に英語を読もうと思ったら、ここからが大事なんですよね。

nightは n i g h t ではなくて。 n  igh  t  だからスムーズに night と読める。(動画を見てくださいね。)


また私もたくさんのカードゲームなどフォニックスの教材を購入していますが、ダイアグラフになってからは突然まだ全く習っていない音の単語が入ってきているものばっかりで、結局使えないことがほとんど。

例えばshを教えるときはarという音まで習っていないのに、shのカードにはsharkと書いてあるなど。。。こういうのレッスンで使うと子供が混乱してしまい、非常に残念です。


「覚えている」のと「読める」のは違う


ここは、私自身が25年間子どもたちを見ていて、本当に強く感じたところです。


練習した文章を「読める」。

単語もたくさん知っている。

でも、初めて見るものになると読めない。


それは「英語が読める」とは、ちょっと違いますよね。


だから、このプログラムでは、

音を覚える → 文字を見る → 音にする → そして意味が分かる


ここまでをつなげたいと思っています。


例えば、最後は4コマ漫画。

子どもが自分で文章を読んで、


「わかった!面白い!」

達成感いっぱいで、ドキドキして、絵にする。


ここまでできたら、ただ音を言えているだけじゃない。


ちゃんと、

音と文字と意味がつながっている。

私はそこまでできるフォニックスにしたかったんです。




そして、日本の「週1回」に合わせる


だから、このプログラムは日本の子どもたちのために作りました。

週1回しかレッスンがない。


だったら、レッスンの中だけで完結させない。

家でも続けられるように、発音とジェスチャーの動画を作る。時間はわずか、見る動画は1分。


ゲームでも復習できるようにする。 楽しく、好きなだけ、いろんなテンプレートのゲームができる。


そして、少しずつ音を積み上げていく。

「来週まで覚えていられるかな?」ではなく、

来週になってもちゃんと残っている。


そして、初めて見る単語が出てきても、

「知らないから読めない」ではなく、

「知らないけど、読んでみよう!」


と思える。

私が作りたいのは、そんなフォニックスです。

フォニックスを「覚える」のではなく、

フォニックスを使って、自分で英語を読めるようになる。


そこを目指しています。