レッスンの時に常にこころがけていることがあります:
生徒に「...を教える」のではなくて、 「...聞き出す」、「...見つけてもらう」ことです。 曖昧な日本語は通じないと思いますので、木曜日の1年生の例: Genki Englishの"Do you have any pets?"を導入しました。 そこで「日本語では。。。。」などの説明一切なしで、次のステップで行います: 1.Do you have any pets? (パソコンの音声のみ)>>生徒は自動的に言葉をマネーしてみる。 2.Do you have any pets?(音声プラスじぇすちゃー)>>生徒:Hmmm???! 3.質問の意味をジェスチャと響きで想像させて、当ててもらう。>>数分かかりますが、必ず自分らで答えをぴったり見つけます。 4.では、このパソコンにはみんなが大好きなスーパーヒーロの飼っているペットがいます。スーパーヒーロは何を飼っているのかな?>>生徒:どんどん手を上げていきます。 5.だいたい:いぬ?猫?からスタートしますが、うさぎであたったらハムスターを言う子も出てきて、そこからはぞうとかタイガーとかクジラなど、いろいろです。で、ここが一番おもしろくて、楽しくて大事なステップです。私にとって「当てる」のは一番大事ではなくて、子どもは何回も何回も"Do you have a...”という表現を使うことです。 でも、子どもは夢中になって、Do you haveを何十回も使っていることさえ忘れて、青虫、蜘蛛から恐竜までいろんな大きさの生き物を試したりします。 そこには笑いもいっぱい驚きもいっぱいです。 6.歌を歌います。ここでは子どもたちは"I have a ..."を言ってみますが私はスーパーヒーロクイズですでに何十回も"I have a ..." "I don't have a ..."を使っています。だから耳は慣れてきています。 7.私は子どもがもう待ちきれない質問をします:Do you have any pets? でもちろん答えはYes であると、そのペットは何、なんという名前、何色、大きさなど。 8.最後にほとんどのクラスの子は自分らから私にDo you have any pets?と聞きます。 最近教室に時々蟻さんがやってきますので昨日は "Shhhhhh! It's a secret." とすごく小さな声で言いました。そしたら「ええええ?先生動物飼っているんや?!何なに? "Shhhh. It's a big secret. I have 2 ants." 目を丸くして、「えええ?ありを飼っているの?かっているの?どこにいる?」They are upstairs in my bedroom? 「先生のベッドで寝ているの?」とどんどん話が盛り上がりました。 とてもかわいくて、私にとっても子どもにとってももう大好きなテーマ、忘れられないレッスンです。 「教える」というのは「押し付ける」のではなくて、「聞き出せる」ことです。時間がかかると恐れる指導者が多いように感じますが、「聞き出し」で得る成果、知恵は生徒ひとりひとりの財産です。
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マギー先生滋賀県「湖族の里」と呼ばれている地域にたどり着いたドイツ人です。 カテゴリ
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9月 2024
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